FX初心者向け 眉毛先生とガルベス君のテクニカル分析入門第2回「トレンドって何だ?」


眉毛先生とガルベス君のテクニカル分析入門 第2回「トレンドって何だ?」

ガルベス
おい眉毛、起きろ!
眉毛先生
うるせーぞ、ガルベス!

今何時だと思ってんだよ。

ガルベス
ん?6時。
眉毛先生
どうしたんだよ?こんなに早く・・・。

いつもお前はイビキかいて寝てる時間だろ。

ガルベス
うるせーな。

それより早くこの間の続き教えろよ!

トレンドとは?

眉毛先生
しょーがねぇなぁ。

こないだローソク足チャートの見方教えてやったから、今日はトレンドについて教えてやるよ。

ガルベス
トレンド???
眉毛先生
そう、トレンド。

一般的には「トレンド」って英語で「流行」っていうイメージだと思うんだけど、ここでいうトレンドは価格の流行、方向性を意味するんだ。

為替相場では価格の上昇傾向が強い上昇トレンド、価格の下落傾向が強い下降トレンド、方向性が薄くトレンドがない状況と主に3つに分類されるんだ。

スクリーンショット 2017-07-31 23.00.31
眉毛先生
ほら、チャートを見ると、価格の方向性が出てるのわかるだろ。

上昇基調になるとしばらく続いて、下落基調になると下落がしばらく続く。トレンドがないところでは方向感の薄い動きが続く傾向があるんだ。

ガルベス
おお、じゃあ、上昇トレンドになったら買って、下降トレンドになったら売ればいいんだな。
眉毛先生
そういうこと。

そのトレンドが今、どのような状態にあるのかを探るのがテクニカル分析なんだ。

ガルベス
そうだよな。今、トレンドがどれかわかんなきゃ買えないし、売れない・・・。
眉毛先生
あと、トレンドにも大きさがあるんだ。

長期的な大きなトレンドがあって、その長期的なトレンドの中での中期的なトレンド、その中期的なトレンドの中での短期的なトレンドがあるんだ。

イメージするとこんな感じ。

スクリーンショット 2017-08-03 12.54.05

ガルベス
大きな波の中にも小さな波があるってことだな。
眉毛先生
そういうことだな。

自分がどのくらいの期間トレードしてどの波を狙うのかをある程度絞っておかないと、方向感がわからなくなるってわけだ。

ちなみに、ガルベスはどんなトレードスタイルなの?短期トレード?中長期のトレード?

ガルベス
風に聞いておくれ〜♪
眉毛先生
・・・・。なんだそれ。

まあいいや。とにかく、大きいトレンドがあって、その中に小さなトレンドがあるってこと。小さなトレンドを狙うんだったら、大きなトレンドの方向と同じ方向のトレンドを狙った方が勝率が高くなるんだ。

だから、短期のトレードをする場合でも大きなトレンドも見ながらトレードした方がいいってわけだ。

ガルベス
なるほど。大きな波も見ればいいんだな。
眉毛先生
じゃ、どんな場合にこの3つのトレンドに分類されるかを考えてみるぞ。

価格の動きって、下の図みたいに山と谷を作って動いていくことが多いんだ。

その山の高さと谷の深さに注目して見ていくんだ。

下の図のように山の高さがだんだん高くなりつつ、谷の深さが上に上がっているような動きを続けている場合は上昇基調が強いので上昇トレンドと考えられる。

スクリーンショット 2017-07-26 19.00.02

ガルベス
これが上昇トレンドなんだな。
眉毛先生
下降トレンドの場合はその逆の動きになるんだ。

山の高さが低くなっていって、谷の深さがどんどん深くなっていくんだ。

スクリーンショット 2017-07-26 19.04.41

ガルベス
なるほど、こういう状況になったら、売ればいいんだな。
眉毛先生
そういうことだ。

山ができた後に、下がってくるところを狙うんだ。

そして、忘れてはいけないのが、トレンドがない場合。

山が高くなったり、低くなったり方向感のない場合がある。実際の相場ではそういう状況は結構多いんだ。

スクリーンショット 2017-08-07 14.28.52

ガルベス
なるほど、こういう状況になったら、どうすりゃいいんだ?

売るのか?

買うのか?

眉毛先生
戦略の建て方にもよるんだけど、方向性が明確になるまで様子を見るというのも一つの方法だね。

あとは、短期的に勢いのある方向に攻めて見るというのも一つの戦略かな。

大きな方向感はないので、深追いせずにこまめに利益を確定した方がいいような場面だね。

ガルベス
なるほど、どっちに動くかわかりにくいということだな。

トレンドラインを引いてみよう

眉毛先生
チャートの上に線(ライン)を引くとトレンドの方向性がわかりやすくなるんだ。

その線はトレンドラインと呼ばれていて、古くから多くの投資家に使われている手法なんだよ。

ガルベス
とれんど・らいん??

また新しい言葉だな。

眉毛先生
そう、トレンドライン。

下のチャートのように上昇基調のときは安値と安値を線で結ぶんだ。

そして、下落基調の場合は高値と高値を線で結ぶ。

そのラインを割り込んだり、上抜けたりしたところから、相場の流れが変わっているだろ?

ガルベス
ほんとだ。

おお、こんな感じか?

このラインを割り込んだところから、価格が落ちてるな・・・。

それにしても、このラインの近くで何回も盛り返す動きになってるってのがすごいな・・・。

眉毛先生
おお、いいところに気づいたな。

そうなんだよ、トレンドが明確になってくるとそのトレンドラインの付近では、価格が跳ね返る動きになることが多いんだ。

上昇トレンドのときはトレンドラインが、サポート(支持)ライン、下降トレンドのときはレジスタンス(抵抗)ラインと呼ばれて、その付近で価格を跳ね返す可能性が高くなるんだ。

そして、その跳ね返す回数が多ければ多いほど、そのラインを割る動きとなったときに反対方向へ大きく動く可能性があるんだ。

ガルベス
なるほどな。

じゃ、上昇トレンドで何度も跳ね返しているようなところを見つけて、そのラインを割り込んできたところを狙って売ればいいんだな!

こういうことだな??

眉毛先生
まあ、そういうことだな。

絶対そうなるっていうわけではないけれどもそうなる可能性が高くなるってことだ。

要はこれまでの上昇の力が弱くなってきたということだから、みんな不安になる。そして、利益確定したりするので決済の売りが強まるってわけだな。

ガルベス
おお、これは期待できそうだな。

なんか興奮したら、腹が減ってきたな。

眉毛先生
そして、気をつけなければならないことは、仮にトレンドを割った後でも、トレンドが変わらないということもあるんだ。

そういうときはそのときの安値を基準にトレンドラインを引き直す必要があるんだ。

実際の相場だと、このトレンドラインを引き直すってことは多いんだ。

あと、トレンドラインは人によって引くときには価格の動きがどうなっているかっていうことにも注目するとわかりやすくなる。

下のチャートを見ると、最初に①のラインを引いたけど、あっさり割り込む動きとなるので、①のラインは意味がなくなる。

ただし、最初の安値を下回ってないから、②のラインを引くという考え方もできる。

また、新たに①を割り込んだ後の安値をスタート地点とした③のようなラインを引くこともできる。そして、そのラインを割り込んだので、今度はその後の安値を基準に④のようなラインを引くことができる。

その④のラインを下抜けたところで下落が勢いづいた後、②のラインを下抜けて完全に方向が下落基調に変わってる。

こんな風に状況に併せて、根気よくラインを引いていく必要があるんだ。

そうすると、均衡が完全に崩れるところを捕まえることができる。

今回のケースでは④のラインを割り込んだところが、買っている人たちの心が折れる場所だったってことだね。

④のラインを割ったところでここから上昇の可能性は低いとみんなが考えて、利益確定や損切りの売りの注文がいっぱい出たので大きく下がったってことだよ。

そして、実際の価格を見ると、③のラインを割った後、④のラインを割るまでに、③のラインを割る前の高値を更新できてないだろ。

そして、安値も更新するような動きになってる。

それで買っている人の心が折れやすくなるんだ。

さっきやった山と谷のトレンドの定義を思い出してくれ。

ガルベス
なるほどな。完全に流れが逆転したってわけだ。

なんとなくわかってきた。ラインを引くと、結構わかりやすいな。

後で、いっぱいチャートにラインを引いてみよ〜っと。

まあ、続きは後にして、とりあえず、朝飯前に散歩に行くか?

眉毛先生
そうだな。

最近のお前は、夜は相場ばっか見てるから散歩行くの面倒くさそーだしな。