Standard Deviation(標準偏差)


インジケーター概要

Standard Deviation(標準偏差)は一定期間の値動きの変動幅を基に計算されるボラティリティ(変動率)を探るインジケーターです。

この数値が低い場面では価格が膠着状態となり、値動きが乏しい状態であり、数値が高い場面では価格に動きが出てきたことを示しています。

価格の動きは収縮と拡大を繰り返す動く傾向があります。トレンドが発生する場合は価格の動きが縮小した後に拡大した後、価格に方向性が出てくるという流れになることが多いです。つまり、値動きが小さくなり、力が拮抗した後、どちらかに均衡が崩れ、価格の動きが大きくなり、トレンドを形成する動きとなることが多いということです。

下のチャートを見ると、標準偏差が低下した後に上昇に向かう場面で価格に方向性が出てきているのが確認できると思います。

また、ボラティリティがピークに達し、低下していくような場面ではトレンドの勢いが低下している可能性があります。そのため、標準偏差が縮小するような場面ではトレンドが終焉に近づいている前兆と捉え、トレンド方向にポジションを持っている場合は利益確定のタイミングを計るツールの一つとしての使い方も考えられます。

他のインジケーターと組み合わせて分析

Standard Deviation(標準偏差)は相場のボラティリティを探る便利なインジケーターですが、エントリーポイントを探るツールというよりは相場の状況を確認するツールとなるため、実際のエントリーポイントを探る際には他のインジケーターと併せて分析する方が良さそうです。

標準偏差の設定

MT4のStandard Deviation(標準偏差)では対象となる期間、移動平均の種類、表示のスタイルを設定します。

対象期間を長くすると長い期間でのボラティリティを算出することとなり、緩やかな曲線となります。大きなボラティリティの変化を見る場合は長い期間を設定します。

逆に短い期間を設定すると短期的な勢いを探ることができますが、上下の振れが大きく、ダマシも多発する可能性があります。

デフォルトの20のままでも十分だと思いますが、お好みに合わせて多少調整する余地はありそうです。

まとめ

Standard Deviation(標準偏差)は相場のボラティリティ(変動率)を示すインジケーターです。

標準偏差が拡大する場面では相場に方向性が出てきたことを示し、縮小傾向に入る場面では価格の勢いが低下していることを示しています。そのため、標準偏差がピークに達し、縮小傾向にある場合はトレンド方向にポジションを持っている場合は決済の検討も必要かもしれません。

Standard Deviation(標準偏差)は相場の状況を確認するツールとしての役割の方が強いため、エントリーポイントを探る場合は他のツールと併せてエントリーポイントを探ることをお勧めします。