ニュージーランドドル(NZドル)の注目すべきポイントは?


ニュージーランドドル(NZドル)の特徴

ニュージーランドドルは同じオセアニア通貨でも資源国通貨のオーストラリアドル(豪ドル)とは異なった特徴があります。

資源国であるオーストラリアの主な輸出品が鉄鉱石や石炭であるのに対し、ニュージーランドの主な輸出品は乳製品だからです。

このため、オーストラリアドルが原油などの資源価格と連動して動きやすいのに対し、ニュージーランドドルは乳製品価格との相関性が高く、ニュージーランドの乳製品大手のフォンデラ社のオークションの結果で大きく左右されます。

ニュージーランドドル

また、ニュージーランドドルはオーストラリアドル同様、先進国の中では比較的金利の高い国として知られています。ただし、オーストラリアドル(豪ドル)と比べると流動性が低い通貨であるため、値動きが荒くなる傾向があります。

ちなみにニュージーランドドル(NZドル)はキウイ、キウイドルとも呼ばれます。その由来はキウイフルーツではなく、ニュージーランドの国鳥であるキウイ・バードです。

キウイ

キウイのイメージ

ニュージーランドドル(NZドル)に影響を与える要因

ニュージーランドの政策金利

ニュージーランドの政策金利はニュージーランドの中央銀行であるニュージーランド準備銀行(RBNZ)によって決定されます。

リーマンショック前には8%台まで上昇していた金利も世界的な不況の影響により低下基調が強まり、現在では1.75%にまで低下しています。

先進国の中では依然として高金利ではあるものの、高金利の魅力は薄れています。

今後の世界経済の回復に併せて利上げされれば、再び高金利通貨としての魅力を取り戻す可能性があるため、今からRBNZの動向には注目しておきましょう。

RBNZの政策金利

金利変更のサイクル

中央銀行が政策金利の変更を行う場合、金融市場への大きなインパクトを避けるために、数回に分けて数回に分けて少しずつ金利を調整することが多くあります。

この数回に分けての金利変更は利下げサイクル、利上げサイクルなどと呼ばれることがあります。そのため、一度金利を変更すると、同方向へ継続的に変更する期待が高くなります。

もちろん単発で終わってしまうこともあるため、絶対的なものではありませんが、声明文や中央銀行関係者のコメントからヒントを得ることができます。

つまり中央銀行からのメッセージを基に、為替市場は敏感に反応するのです。

また、為替市場は実体経済を先読みする傾向が強く、そのサイクルの終焉が近いと考えられる場合には金利変更に対してそれまでのように素直に反応せず、逆の動きとなることもしばしば起こります。

例えば、金利が利下げサイクルに入り、数回利下げを行なった後に更なる利下げを行なったとしても、声明文の内容が今回の利下げで利下げサイクルが終了する可能性が高いと読み取れるような内容であれば売られるどころか、反対に買われることになります。

消費者物価指数の動向

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)ではオーストラリア準備銀行(RBA)同様、インフレターゲットを政策の重要な指標としています。ターゲットは1%から3%とされ、その範囲内にインフレ率が収まるように金融政策を行ないます。

このため、消費者物価指数の動向に市場の注目が集まり、結果発表時にはニュージーランドドル(NZドル)の相場が大きく動くことがしばしばあります。ただでさえ流動性が低い通貨であるにも関わらず、さらに流動性の低いオセアニア時間に発表されるため、NZドルを取引する際には注意しなくてはならない経済指標の一つです。

この消費者物価指数はオーストラリア同様に四半期毎に発表されます。

下のグラフはニュージーランドの消費者物価指数の推移ですが、インフレターゲットである赤線の間を上下に抜けるような状態、または抜けそうな状況となるとRBNZの政策金利変更の可能性が高まります。

2014年頃からは原油価格下落の影響もあり、消費者物価指数の低迷が続いた局面ではRBNZの利下げが段階的に行われ、現在の水準まで引き下げられています。

ニュージーランドの消費者物価指数

乳製品価格の動向

NZドルの価格に影響を与える要因のひとつが乳製品価格です。

ニュージーランドの主要な輸出品である乳製品の価格が上昇すればNZドルにはポジティブな反応となり、逆に乳製品価格が下落するようであればNZドルの上値圧迫材料になります。

乳製品価格の動向はGlobal Daily Tradeの乳製品価格指数などが参考になります。

ニュージーランドの経済指標

ニュージーランドの金融政策を占う上で経済指標の動向は欠かせません。このため、GDPをはじめとする重要経済指標への注目度は高まります。

GDP

ニュージーランドのGDPを見るとニュージーランド経済はリーマンショック後に大きく下落しましたが、その後は比較的安定していることが確認できます。

底堅さを見せている背景にはオーストラリア同様にリーマンショック後には中国経済の恩恵を受けたことや移民が増加傾向にあることなどがあります。

ニュージーランドのGDP

GDPの他、前述の消費者物価指数や小売売上高なども発表後にニュージーランドドルに対するインパクトが大きい経済指標です。

ニュージーランドの経済指標は四半期に発表されるものが多く、流動性の薄いオセアニア時間に発表されることが多いため、NZドル相場は指標発表前後に大きく上下に振れることがしばしばあるので注意が必要です。

雇用関係の経済指標

ニュージーランドの失業率は3%台で推移していましたが、リーマンショック後の景気後退の局面で6%台まで上昇しました。現在は徐々に低下傾向にありますが、依然として4%台後半にとどまって以前に比べると高い水準で推移しています。

ニュージーランドの失業率

失業率が高止まりしているのでニュージーランドの経済状況はあまり良くないのか?と考えてしまいますが、ニュージーランドに関しては他の国と少し事情が異なります。

失業率と併せて確認するべき経済指標として労働参加率というデータがあります。多くの先進国での労働参加率が低下傾向であるのに対し、ニュージーランドの労働参加率は上昇傾向にあり、現在では70%を超える水準まで到達しています。

簡単に言えば、働く人が増えたということです。それだけ仕事が増え、給料をもらう人が増えたということですから、経済の状態は良好な状態といえます。

ニュージーランドの労働参加率

実際に下の雇用者数のチャートを見ると一貫して上昇していることが確認できます。

このデータからニュージーランドでは移民が増加し、労働人口が増えたために失業率自体が上がってしまったという特別な事情があるのであって、失業率が高止まりしているからといって経済状況が悪いというわけではなく、むしろ良好な状態ということができます。

ニュージーランドの雇用者数

RBNZ関係者のコメント、RBNZの為替介入

繰り返しになりますが、RBNZ総裁をはじめとするRBNZ関係者のコメントによりNZドルが大きく動くことがあります。

RBNZもオーストラリアのRBA同様に通貨高に対して懸念するコメントを出すことが多い中央銀行として知られています。

NZドル相場はそのコメントに大きく反応することが多いため、総裁を中心としたメンバーのコメント発表時には十分に注意が必要です。

市場が恐れているのはRBNZの為替介入です。過去には2007年7月、2014年8月に大規模な為替介入を行い市場に大きなインパクトを与えました。

ニュージーランドの現状は?

RBNZの金融政策の現状

2017年8月のニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金融政策委員会では政策金利となるオフィシャル・キャッシュ・レートを5回連続で過去最低水準の1.75%に据え置きを決定しました。

併せて発表された声明文を見ると、「NZランドの経済成長のためにはNZドル安が望ましい」とドル安に押し上げられたNZドル高を懸念する内容となりました。

また、ウィーラー総裁からは「予見できる将来には政策金利の引き上げを行う可能性は低い」とのコメントを残しています。

背景には物価の伸び悩み、NZドル高による交易条件の悪化、輸入物価からの物価下押し圧力、GDP成長率の下振れなどが意識されており、しばらくは利上げの可能性は低そうです。

最近の消費者物価指数の動向

最近の消費者物価指数の動向を見るとRBNZの利下げの効果もあり、徐々に上昇していることが確認できます。昨年末からはインフレターゲットの1-3%の範囲内で推移していますが、直近では若干低下しているため、利上げ期待が後退しているのです。

再度、2%台に乗せる状態となるとなればRBNZの利上げが意識され始めるでしょう。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
消費者物価指数(前年比) +0.4% +0.4% +0.4% +1.3% +2.2%  +1.7%

最近のGDPの動向

最近のニュージーランドのGDPの推移を見ると前年比では堅調に推移しているものの、直近では少し勢いが弱くなっています。この点はRBNZも警戒しており、利上げに慎重になっている要因の一つに挙げています。

また直近では政府から成長率見通しが引き下げられました。現時点では不安材料ですが、見方を変えれば、見通しが引き下げられているだけに、この「引き下げられた見通し」に比較して強い結果となるようであれば、ニュージーランドドルにはポジティブな動きと捉えられるため、微妙な動きにも注意が必要です。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
GDP   (前年比) +2.8% +3.5% +3.3% +2.7% +2.5%

最近の労働市場の状況

失業率は依然として高めな水準ですが、直近ではジリジリと低下してきており、改善傾向を示唆しています。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
失業率 +5.2% +5.1% +4.9% +5.2% +4.9%  +4.8%

雇用者数は上昇基調が続いていますが、直近では伸びを欠く結果となっています。ただし、データのブレという可能性もあるため、これだけでニュージーランドの雇用情勢が軟化したと考えるのは早計です。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
雇用者数(千人) 2,401 2,459 2,493 2,510 2,538  2,535

労働参加率は上昇基調が続き70%台で推移しています。直近では少し低下しており、今後の動きに注目したいところです。引き続き低下するようであれば注意が必要です。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
労働参加率 68.8% 69.7% 70.1% 70.5% 70.6%  70.0%

雇用コスト指数は賃金が増えているかを探る上で注目される指標です。最近の雇用コスト指数は上昇傾向にあり、ニュージーランドの雇用環境が改善していることが確認できます。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
雇用コスト指数(前年比) +0.4% +0.4% +0.4% +1.3% +2.2%  +1.7%

総じて見るとニュージーランドの労働市場は概ね良好な状態であるといえるでしょう。直近では少し勢いを失っているものもあるため、今後の動向をしっかりと確認したいところです。

最近の小売売上の動向

ニュージーランドの小売売上高は四半期毎に発表されます。最近の小売売上高は比較的安定してジリジリと上昇していることが確認できます。直近では伸び率が上昇しており、消費は安定して伸びていることが確認できます。

期間 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q 2017年1Q 2017年2Q
小売売上高  (前期比) +0.8% +2.0% +0.8% +0.9% +1.6% +2.0%

ニュージーランドの現在の国債格付けは?

ニュージーランド国債の格付けは現在、最高水準とまでは行きませんが、日本の国債の格付けよりも数段階上の評価となっており、ムーディーズがAaaで見通しが安定的、スタンタード&プアーズがAAで見通しが安定的と比較的高水準の格付けをキープしており、安定的な状態が続いています。

ニュージーランドの現状のまとめ

ニュージーランドの経済を見ると、GDP成長率や物価については少し不安があるものの、労働市場や消費は底堅さを見せており、比較的良好な状態と考えられます。

NZDの今後の見通し

ニュージーランドの経済情勢を見るとGDPや物価の伸び悩みが懸念されるものの、深刻な状況ではなく、積極的な売り材料は少ないといえるでしょう。

ただし、売り材料としてはRBNZの通貨高牽制が挙げられます。ニュージーランドの交易条件改善や消費者物価指数押し上げのためには通貨高が障害となるため、NZドル高を牽制するコメントが増えていることには注意が必要です。

昨今では為替介入の可能性を示すなど通貨高への牽制が強い状態が続いています。

また、外部環境としては、現在、次に挙げるようなリスク要因がいくつか浮上しています。

市場のリスク許容度が低下する状態となると、リスク回避の円買いが強まり、対円(NZDJPY)は上値の重い展開となることが予想されます。

①主要中央銀行の金融政策引き締め

FRBのバランスシート縮小

現在、2008年に起きたリーマンショック後の景気後退から世界経済は持ち直し、米国を中心に良好な状態が続いています。

このため、米国のFRBは長らく続いたゼロ金利政策から利上げに踏み切りました。今後は利上げに加え、リーマンショック後に行った量的緩和政策により拡大したバランスシート縮小を近い将来に行うことが確実視されています。

バランスシートの縮小は簡単に言えば、現在市中に出回っているドルの量を減らしていく金融政策です。FRBが発表している縮小計画は緩やかなペースとなっており、また事前にアナウンスをしっかりと行っているため、金融市場への影響は限定的と考えられますが、実際に縮小が開始された場合には現在高値更新を続けている株式市場をはじめ金融市場に大きなインパクトを与える可能性は否定できません。

バランスシートの縮小は単純に市場に出回るドルの量が減るため、ドルの価値が上がると考えることができるほか、これまで国債市場で米国債を買っていた参加者が減るということで米国債利回りの上昇につながり、ドル買いの反応となる可能性があります。

ドル買いの反応となった場合はNZDUSDではドル買い、NZD売りとなり下落、NZDJPYはNZDUSDとUSDJPYの綱引き状態となり、方向感を欠く動きとなることが予想されます。

ただし、想定されるシナリオはドル買いの反応だけではありません。

バランスシートの縮小開始はバランスシートの推移と連動して上昇を続けてきた株式市場にとっては大きなリスク要因となります。

仮に米国株式市場が大きく下落した場合、世界の株式市場に波及し、世界同時株安に発展する可能性もあるため、安全通貨とされる円が買われる展開となることが予想されます。

NZDUSDはややドル買い、または不安定な推移、ドル円は大幅下落、NZDJPYも大幅下落となる可能性があります。

いずれにせよ、大規模緩和からの縮小は市場がこれまで体験したことのないことであるため、どのような動きになるか予想することは難しくなります。

最低でも多少の混乱が生じる可能性が十分にあるということだけは頭に入れておいた方が良さそうです。

最近ではECBも量的緩和を縮小する可能性が高まっています。ECBの量的緩和縮小が意識されてからドイツの株式市場のDAXは上値の重さが目立つ展開となっています。

歯車が狂うと米国のFRBのバランスシート縮小と併せて株式市場に大きな打撃を与える可能性も高まります。

これに対し、日本の中央銀行である日銀は今のところ量的緩和の出口に関しては見えていない状況となっています。まだ先の話ですが、いずれ日銀の量的緩和縮小が意識される局面がやってくると思いますので一応頭の片隅に置いておいた方がいいでしょう。

②トランプ政権の政局不安

米国のトランプ政権の動向もNZドルに影響を与える要因の一つになるでしょう。

ロシアゲート問題など様々な問題が浮上し支持率も低下し、政策実行への不透明感が徐々に高まりつつあります。

現在、高値圏での推移が続く株式市場の上昇の背景にはトランプ政権の政策への期待もあったため、その期待が失望に変わるとショックは大きなものになるでしょう。

ただし、大統領が変わった方が金融市場としては読みやすくなるため中長期的には良いのかもという考え方もあり、仮に大統領が辞任するような状況となってもショックは一時的になるのではとの見方もあります。

いずれにせよ短期的には大きく動揺することが予想されるため、警戒が必要です。

直近では米国の債務上限問題が金融市場では話題になりそうです。騒ぐだけ騒いで結局はなんとかなってしまうというのがメインシナリオですが、議会で採決が長引けば長引くほど市場のリスク回避色が強まることが予想されます。

この場合、リスクは米国にあるため、NZDUSDは対ドルで上昇、NZDJPYはNZDUSDとUSDJPYの綱引き状態となるなか、リスク回避の円買いが勝り下落となるでしょう。

③北朝鮮リスク

最近の市場の動きを読みにくくしている要因の一つに北朝鮮情勢の緊迫化があります。

北朝鮮の挑発が続いており、挑発だけであれば良いのですが、実際にグアムへ向けたミサイル発射となると本格的に開戦の可能性が高まり、リスク回避の動きが強まることが想定されます。

この場合はリスク回避の円買い、有事のドル買いとなり、USDJPYは円買いで下落、NZDUSDでは対米ドルで下落となり、NZDJPYが大幅下落となる可能性が高いと考えられます。

テクニカル分析

NZDJPY

NZDJPYの週足チャートを見ると利上げサイクル終盤から反発に転じる動きとなっています。上昇に転じたタイミングはトランプ政権が誕生した後のドル円の上昇とも重なります。

その後上下動を繰り返し方向感の薄い展開となっていますが、安値は切り上げる動きとなり、高値を結んだトレンドラインを一度上抜ける動きとなりました。そして逆ヘッド&ショルダーを形成しそうな状態となりましたが、失速する動きとなっています。

現状は方向感が薄く読みにくい状況が続きそうな気配となっており、78円付近まで下押しの目処とし反発に転じ、高値を狙うというシナリオも考えられるほか、安値を結んだラインを割り込むようであれば、さらなる下落というシナリオも想定できるでしょう。

NZDJPY

NZDUSD

NZDUSDの週足チャートを見ると利下げサイクルの中盤までは売りが進んだものの、その後は下げ止まり、底堅い動きを続けています。

高値を結んだ下降トレンドラインを上抜ける動きとなった後は少し調整が入る動きとなったものの、そのトレンドラインの延長線がサポートラインとなり、下落を食い止める動きとなっています。ここで踏ん張ることができれば、再度上値を試しに行く可能性が高くなるでしょう。

上昇基調となった場合は、前回0.75を上抜けたところでは上値の重さが目立ったため、その水準でしっかりと踏ん張れるかどうかにも注目したいところです。

また、ウェッジを形成しているため、安値を割り込んだ場合には、さらなる下落に注意が必要です。

NZDUSD

NZDJPYのスワップ

ニュージーランドの政策金利は現在1.75%と過去最低水準となっているため、NZDJPYの買いポジションを持っていたとしてもスワップでもらえる金額は以前に比べると少なくなりました。

それでも他の主要国と比べると高く、1万通貨の買いポジション保有で40円前後となっています。

ただし、会社によってはJFXのように60円固定と太っ腹な会社もあるのでスワップポイントを狙うのであればそのようなFX会社を利用した方が、より高い収益を期待できます。

ちなみに、JFXで10,000通貨(NZDJPYのレートが80円と仮定)で1年間保有した場合をシュミレーションすると・・・。

10,000NZD×80円=800,000

60円×365日=21,900

21,900÷800,000=0.0273・・・

レバレッジを掛けない状態で、2.7%の金利が貰えることになります。(政策金利よりも高い!?)

1年間のスワップポイントが21,900円ということは2.19円下落してもブレイク・イーブンということです。

ただし、それ以上下落してしまうとスワップポイントで得た利益を吐き出してしまうことになるので注意が必要です。

また、スワップポイントは金利市場の状況により変化する場合があるため、将来的に必ずこのスワップポイントが貰えるというものではないということは一応、頭に入れておいた方がよいでしょう。

ニュージーランド円のスワップポイントを狙った両建て戦略について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ニュージーランドドル円(NZドル円)の美味しい両建て戦略!?

AUDNZDの動きにも注目

NZドルの動きを考える上でニュージーランドドル(NZドル)とオーストラリアドル(豪ドル)の通貨ペアであるAUDNZDに注目してみると良いでしょう。

この通貨ペアはRBNZ(ニュージーランド準備銀行)とRBA(オーストラリア準備銀行)の金融政策のスタンスの違いが出てくると綺麗なトレンドを形成することがるからです。

このトレンドを狙ってトレードするのもいいと思いますし、豪ドルとNZドルとどちらのトレードをするべきか迷った時にチェックしてみると、どちらの通貨が強いかを把握することができるため重宝すると思います。