Momentum(モメンタム)


インジケーター概要

モメンタムは直訳すると「勢い」と訳すことができますが、文字通り、モメンタムでは価格の勢いを探るインジケーターです。一定期間前の価格に対して現在どの水準にいるかで相場の勢いを判断します。

計算方法は一定期間前の価格から現在の価格を引くという単純な計算方法で求められます。

MT4では、100を基準に表示しています。つまり、100であれば、行って期間前の価格と同じ価格となり、100を上回る数値であれば過去よりも価格が高い状況を示しており、100を下回っていれば過去よりも価格が下落している状況を示しています。

Momentum(モメンタム)の見方

モメンタムを使用した相場の判断方法の代表的なものに次の2つの方法があります。

①100を基準に考える

モメンタムは過去の価格に対し価格が上昇しているかどうかを判断するシンプルなインジケーターです。100を超えている場合は過去の価格を上回っている状況であるため、上昇基調が強まっていることを示しており、強気の相場となっている可能性が高いと考えられます。

反対に、100を下回っている場合は過去の価格よりも安い状態となっているため、下落基調が強まっていると考えられ、弱気相場の可能性が高いと考えられます。

そのため、モメンタムが100の下から100の上に抜けるような動きとなった場合には上昇トレンドに繋がる可能性が高まり、逆に100の上から100の下に抜けるような動きとなった場合には下落トレンドに繋がる可能性が高まります。

ただし、過去の価格に対する現在の価格の差というシンプルな計算方法であるため、下のチャートのように、うまくいく場面もあれば、ダマシに終わる場面も少なくないため、過信は禁物です。そのため、モメンタムを使用する場合は他の分析と併せて相場の判断をすることをオススメします。

②ダイバージェンス

モメンタムは価格の勢いを示すインジケーターです。そのため、価格の勢いが弱まっていることを探ることもできるインジケーターです。

例えば、価格が高値を更新するような動きとなっている場面で、モメンタムは前回の高値を超えられないような場合、上昇基調が弱まっていると判断することができ、相場の反転の可能性が高まります。

下落局面でも同じことが言えます。価格が安値を更新するような動きとなっている場面で、モメンタムは安値を更新できないような場合、同様に下落基調が弱まっており、反発の可能性が高まっている状況と判断することができます。

このように価格とモメンタムの方向性に逆行現象(ダイバージェンス)が発生している場面では相場の反転に注意が必要な状態となります。

利益の乗っているポジションを持っている場合は利益確定を考え、反転を狙っている売買を仕掛けようと考えている場合は流れが変わるタイミングを待ち、エントリーポイントを探す準備を行います。

Momentum(モメンタム)の設定

モメンタムの設定はシンプルです。

対象となる期間(何本前の価格を基準にするか)を期間の部分に入力します。適用価格の欄にはどの価格を使用して判断するかを選択します。デフォルトでは「Close」(終値)となっています。特にこだわりが内容であれば、終値のままで良いと思います。

また、上昇基調、下落基調の基準となる100の部分にラインを引いておくとモメンタムの状態がわかりやすくなるため、レベルの追加で100の水準にラインを引いておくと分析しやすくなります。

まとめ

モメンタムは相場の勢いを判断するインジケーターです。

100を基準に100よりも上であれば上昇基調、100よりも下であれば下落基調と判断することができます。

また、ダイバージェンスにも注意が必要で、価格の方向とモメンタムの方向が逆行している場面では相場の反転に注意が必要です。