FX初心者向け 眉毛先生とガルベス君のテクニカル分析入門第3回「フォーメーション分析を攻略せよ!」


眉毛先生とガルベス君のテクニカル分析入門 第3回「フォーメーション分析を攻略せよ!」

 

ガルベス
おう、眉毛!昨日 3,000円勝ったぞ!
眉毛先生
おお、やるじゃないか!
ガルベス
でもまだ温泉行くには足りない・・・。俺は温泉に行ってみたいんだよ!

だから、もっと色々教えろよ、眉毛よぉ!

ガルベス
眉毛先生
あんまり、ガツガツしない方がいいぞ。

すごい目になってるぞ・・・

あんまり欲を出すと、勝てないっていうのも相場なんだ。冷静な判断ができなくなって負けてしまう要因にもなるから、気をつけろ。

相場格言に「心動けば相場に曲がる」ってのがあるんだぞ。

ガルベス
相変わらず、ゴチャゴチャうるせーな!

もう、誰も俺を止めることはできねぇぞ!

こないだはトレンドまで習ったから、その次を教えろよ!

眉毛先生
しょーがねーな。

じゃ、今日は「フォーメーション分析」について教えてやる。

ガルベス
ふぉーめーしょん分析!?

何だそれ?

フォーメーション分析とは?

眉毛先生
フォーメーション分析っていうのは、簡単にいえば過去の値動きのパターンで多く発生しているものをまとめたものなんだ。

それに現在の相場を当てはめて、将来の値動きを予想するんだ。

ガルベス
なるほど、よくあるパターンってことだな。
眉毛先生
そういうことだ。

たまたまそういう形になったのかもしれないけど、相場参加者の心理を考えながら、分析していくと、なぜそういう動きになったのが理解できるようになるぞ。

ガルベス
なるほど。

で、どういうパターンがあるんだ?

ヘッド&ショルダーとは?

眉毛先生
一番有名なものに「ヘッド&ショルダー」というのがある。

値動きのパターンとしてはこんな感じ。

ヘッド&ショルダー

このヘッド&ショルダーは価格が上昇している場面で登場するんだ。

3つの山のうち、真ん中の山が一番高くて、次の山がその山を越えられなくて、谷を結んだラインを割り込むと下落が勢い付くというパターンなんだ。

なんでヘッド&ショルダーって呼ばれるかなんだけど、この形が頭と肩に見えるからなんだ。

ほら、ガルベスの写真を重ねると・・・

でこのラインが首のところにあるのでネックラインと呼ばれてるんだ。

ヘッド&ショルダー2
ガルベス
うわぁ、俺の写真とぴったりだ・・・。俺の首を割り込むと価格が落ちるってことか・・・。
眉毛先生
実際のチャートで見るとこんな感じ。

ヘッド&ショルダー3

ネックラインを割った後に落ちてるだろ。

なんでかわかるか?

ガルベス
わかんねぇーよ。

なんでだ?

 

ピンポ〜ン

 

ガルベス
誰だ?客か???
jack
Jack
こんにちは。君がガルベス君かい?
ガルベス
なんだ!?このジジイは?

ツッコミどころが多すぎてどこから突っ込んでいいかわからない・・・・。

なんで赤いスーツ??ヤクザか??怪しすぎるぞ・・・。

おい、眉毛!お前の知り合いか?

眉毛先生
バカ、ガルベス!失礼だろ!

この人はすごい人なんだぞ。

お久しぶりです!Jackさん。

Jack
やあ、眉毛君、元気かい?
ガルベス
ちょっと待てよ!見た目完全に日本人で流暢な日本語使うくせにJack??

おかしいだろ!

何者なんだよ?

眉毛先生
この人は元々外国の銀行で為替ディーラーを長年勤められた方で現在は自分の資金でトレードしているんだよ。

為替相場歴35年の大ベテランなんだよ。

俺も色々お世話になったんだ。今日はガルベスのために特別に呼んであげたんだぞ。

ガルベス
そうなのか?某ボクシング漫画に出てくるジジイにしか見えねぇけど・・・。

まあ、いいや。よろしくなジジイ!

眉毛先生
こら、ガルベス!失礼だろ!
Jack
まあいいじゃないか。眉毛君。

元気があることはいいことだよ。で、何から教えればいいんだい?

眉毛先生
今、フォーメーション分析について教えていて、ちょうどヘッド&ショルダーの概要について教えていたところなんですよ。
ガルベス
そう。なんで落ちてくるのかの理由をこれから習うところでお前がきたんだ。
Jack
なるほど、じゃ、そこから先はワシが教えてやろう。
ガルベス
おお、その前に、トイレ行ってくるから!ちょっと待ってろ。すぐ戻るから・・・。
ガルベス
すまん。今戻った・・・。

早く続きを教えろよ!

Jack
よし、じゃあ始めよう!

ヘッド&ショルダーでネックラインを割り込むとなぜ下落が勢い付くかだったよね。

まずは、ヘッド&ショルダーの形に注目して見よう。

ヘッド&ショルダー5

ヘッド&ショルダーは上昇局面で出てくるというのが大前提にあるんだ。

だから、①の部分にかけては、買っている人が多い状態なんだ。

②の部分では買っている人の利益確定売りなどで少し、下落しているけど、下がったところでは買うのを待っていた人がたくさん買ったので、③の部分まで上昇している。

そしてまた、利益確定売りが出て④の部分では下押す動きになってるんだ。

ただし、①で上昇したときよりも③で上昇したときの方が高いところまで上昇しているので、④で下押ししたところでも、再度上昇が続くのではと考えられ、買いが入り、価格が⑤のところまで、上昇したんだが・・・。

そこで問題が発生したんだ。⑤のところで買う人が少なくなり、③の部分を超えることができないという事態に陥ってしまったんだ。

そうなると、③の部分にかけて買った人の中には、含み損を抱えてしまっている人も出てくるし、それ以外で買っていた人も、「上昇トレンドが終わるのではないか?」と考えてしまう状態になるんだ。

もし、ガルベス君が買っていて、「もうこれ以上、上がらないかも」って考えたら、どうする?

ガルベス
「利食う」だな。
Jack
そうなんだよ。みんなそう思うんだよ。

だから、売りが増えて下値を探る動きが強まるんだ。

そして、ネックラインの辺りを割り込むと、ネックラインよりも上で買った人たちで決済してない人のほとんどが含み損を抱えている状態になっちゃうんだよ。

ガルベス君ならそんな含み損を抱えたポジションを持っていたら、どうする?

ガルベス
「祈る」だな。
Jack
ああ・・・。

祈っても事態は変わらないんだ。

ガルベス君は自分のお金だから、祈って踏ん張ってもいいけれど、世の中には他人の資金を集めて大きな取引をしているプロの人達もいるんだ。

そういう人達は損失が一定水準に達すると、それ以上に損失が増えないようにポジションを閉じなければならなくなるんだよ。

つまり、損切りしなくてはならないんだ。

ガルベス
可哀想な人達だな。
Jack
いや、そうでもないよ。

損切りしてしまえば、次のチャンスに備えることができるしね。ガルベス君のように損失を抱えて祈っていても次のチャンスに来ても動けないだろ?

ガルベス
う・・・。そういう事か・・・。
Jack
話を元に戻すと、ネックラインを割り込んだところでは、直近で買った人のほとんどが含み損を抱えている状況に陥るので、損切りの注文が出やすい水準なんだよ。

そして、みんなそう考えるから、売る人が増えて、下落が加速するんだ。

早く損切りしないと損失がどんどん拡大していくような状況だね。

 

しかもそれを狙って新規で売ってくる人もいるから、下落がさらに勢いづくって事なんだよ。

だから、ヘッド&ショルダーの形が出現して、ネックラインを割ってくると、下落するんだよ。

ガルベス
なるほど、売る人がいっぱい出てくるから下がるんだな。
Jack
上下が逆になった場合も同じような状況で買いが増えるので逆ヘッド&ショルダーと呼ばれて上昇のサインになるんだ。
逆ヘッド&ショルダー

ガルベス
なるほど。じゃ、このポンド円、もうちょっと上がったら、ヤバいのか??

逆ヘッド&ショルダー2
Jack
おお、いい形じゃないか。

この場合143.20くらいまで上昇したら、上昇が勢い付きそうな気配だよね。

ガルベス君は覚えが早いな。眉毛君より優秀なんじゃないか?

ガルベス
当然だな。
眉毛先生
ジャックさん・・・。あんまりこのバカをおだてないでください・・・。

すぐに調子に乗りますから・・・。

ガルベス
うるせーぞ。眉毛!

来月は儲けてハワイ行くんだよ!

ガルベスサングラス
Jack
いい意気込みだな

じゃ、もっと勉強しなくちゃいけないな。

続きの前に喉が渇いたな。

ガルベス君なんか飲み物あるかい?

ガルベス
だってよ。おい、眉毛!

なんか飲み物持ってこい!

眉毛先生
すいません、ジャックさん。忘れてました。

すぐお持ちします。

眉毛先生
お待たせしました。Jackさん。

どうぞ。

酒
Jack
ああ、すまないねぇ。眉毛君。

ガルベス
飲み物って・・・ポン酒かよっ!!

アル中か??まだ昼だぞ・・・。

どうりでなんか酒臭いと思った・・・。ますます某ボクシング漫画に出てくるオッサンぽくなったじゃねぇかよ・・・。

Jack
いやぁ。これがないと調子が出なくてねぇ。

じゃ、続きを始めようか。ガルベス君。

ガルベス
おう!さっきはヘッド&ショルダーまで習ったから他のパターンを教えてくれ!
Jack
そうだな。

じゃ、ヘッド&ショルダーに近い形でダブルトップというのがあるんだ。

こんな形。

ダブルトップ1
ガルベス
ヘッド&ショルダーは山が3つだったけど、今回は2つってことか?
Jack
そうなんだ。高値圏でこの形が出てくると、その後、下落することが多いんだ。

2つ目の山で高値で1つ目の山を超えられなかったので、相場参加者は、上昇がピークに達したのではないかと不安になるんだ。

高値圏ということは、それまで買った人が多い状態と考えられるから、みんな利益を確定する場所を探している状態なんだ。

ガルベス
だから売るやつが増えるんだな。
Jack
その通り。

ネックラインの部分を割り込むと、2つ目の山を作っている間に買って決済していない人は全員損失を抱えている状態になってしまうので、慌てて売るというわけだ。

それ以前に買っている人も利益が減っているか含み損を抱えている苦しい状況なんだよ。

ガルベス
なんかヘッド&ショルダーと似てるな・・・。
Jack
いいところに気づいたね。

そうなんだよ。原理は同じ。

誰が苦しくなって決済しないといけない状況に追い込まれるか?

それがわかるようになると、相場の動きが読みやすくなるんだよ。

ガルベス
そうなんだ・・・。誰が苦しいかを探せばいいんだな。

ちなみにダブルトップってこんな感じか?

ダブルトップ2

お、これもダブルトップか?

ダブルトップ3
Jack
そうそう。

ちなみに、下落局面でこのダブルトップの逆の形が出てきた場合はダブルボトムと言って、相場が反転する前兆になることがあるんだ。理論はダブルトップと全く同じ。逆さにしただけ。

こんな形ね。

ダブルボトム

ガルベス
ホントだ。ダブルトップの逆だ・・・。

ネックラインを上抜けたら買えばいいんだな?

Jack
そういうことになるな。

ダブルトップやダブルボトムはヘッド&ショルダーよりも成功率は若干低い印象があるが、多く発生する傾向があるから、結構チャンスはあるんだ。

ガルベス
それは頼もしいな。

他にはないのか?

Jack
なかなかやる気あるな。

よし、次はトライアングルだ。

次の図みたいに、高値を更新することも、安値を更新することもできずに価格が収縮していく動きとなることがあるんだ。そしてその均衡が崩れると、崩れた方への勢いが強まる傾向があるんだ。

ちなみに上昇トレンド中に発生すると、上に抜ける可能性が高く下降トレンド中に発生した場合は下に抜ける可能性が高いんだ。

ちなみにこの図は上昇トレンド中に発生した場合だよ。

トライアングル

つまり、その前のトレンドが続く場合が多いってことだね。

トレンドが一休みしているような場面だ。

実際のチャートではこんな感じだよ。

トライアングル2

下降トレンド中に発生する場合はこんな感じだよ。

トライアングル3

トライアングルが発生するってことは、売りの力と買いの力が均衡している状態なんだ。つまり、売り買い両方の取引が交錯している状態なんだ。

それが、どちらかに抜けた場合はどうなる??

苦しくなるのはどっち??

と考えると見えてくるだろ?

ガルベス

おう、負けた方が損切りするってことだな。

Jack
そういうことだ。

他にもあるぞ。

これはフラッグと呼ばれるパターンだ。

これもトライアングルに近い感じでトレンドが一休みしているような場面で出てくるんじゃ。

ヒィック・・・。

上昇トレンド中に出てくる場合はこんな感じだ。

フラッグ

最初は高値、安値を切り下げるけど、その高値を結んだラインを上抜けるような動きとなり、再び上昇トレンドが再開するような動きとなる。

下落トレンド中は逆の動きだぞ。次の図を見ろ。

ヒィック・・・。

フラッグ2

実際のチャートだとこんな感じじゃ・・・。

フラッグ3
ガルベス

一度勢いを失ったトレンドが再開するってことだな。

それより、ジジイ、結構酔ってるんじゃねぇか??

シャックリがすごいんだけど・・・・・

Jack
うるせぇぞ、コラ!

酔ってねぇよ!この野郎・・・。 ヒィック・・・。

ガルベス

酒乱かよ・・・・。

Jack
ゴチャゴチャ言ってないで、続きやるぞ・・・。

次に紹介するのはウェッジと呼ばれるパターンじゃ。

これはトレンドが反転する前兆となるパターンだ。

徐々に値動きが狭くなっていくような動きとなる。

上の図は下降トレンド中に出てくる場合だが徐々に下値を切り下げる幅が狭くなっていくような状況となっているだろ。

つまり、下落の力が弱まってきているってことだ。

ヒィック・・・・。

みんな売ってしまっていて、さらに売る人が出てこないような状況で反発したら、みんな焦って利益確定する人が増えて上昇の勢いが強まるってわけだなぁ・・・・。

上昇トレンド中に出てくる場合は下のような感じだな・・・。

ウェッジ2

実際のチャートだとこんな感じになるのよ・・・。

ウェッジ3
ガルベス
つまり、こんな風になったら、均衡が崩れたところで売買すれば儲かるってことだな。
Jack
そういうことだ・・・。ムニャ、ムニャ・・・。
ガルベス
こら、ジジイ!

寝るなよ!

起きろ!

眉毛先生
ああ・・・。寝ちまったな。

この人、いつもこうなんだ。飲んでしばらくすると、寝ちまう。

残念だけど、今日はここまでだな。ガルベス。

ガルベス
しょーがねーな・・・。

じゃ、このジジイが寝てる間に散歩でも行くか?

眉毛先生
そうするか・・・。