Fed Watch Tool で市場の利上げ期待度をチェック -ファンダメンタルズの基礎知識-


Fed Watch Tool とは?

米国の利上げが意識される場面でよく耳にするFed Watch Toolの利上げ確率というものがあります。

これはCMEグループが公表しているFF金利先物市場のでの利上げの織込み度をチェックするツールです。

このデータをチェックしておくと金利先物市場で利上げがどの程度織り込まれているのかを把握することができます。

当然、利上げ期待度がピークに達しているような場面では利上げを行なったとしても、発表直後には多少、上下に振れるものの、相場が大混乱に陥ることは少なくなります。

Fedも市場の混乱を嫌うため、利上げを行う前に徐々に市場にヒントを与えながら、利上げの織込みがピークになった場面で利上げを行う傾向があります。言い換えればこのFed Watch Toolの利上げ確率が低い状態ではFedは市場の混乱を避けるためにも利上げを行わない可能性が高いと言うこともできます。

このデータは無料でチェックすることができる便利なツールであるため、ぜひチェックしてみてください。

Fed Watch Toolの見方

Fed Watch ToolはCMEグループのサイトでチェックすることができます。

見方は簡単です。上のタブでFOMCの開催日を選択します。するとその会合での現状の利上げ確率が表示されます。下の図の例では2017年の9月20日のFOMCの会合後の金利は100-125ベーシスポイントとなっており、現状維持の確率が91.6%となっており、利上げ確率はほぼないとFF金利市場が予想しているのが確認できます。

米国の金融政策に大きな影響を与えるような経済指標(雇用統計や消費者物価指数)の発表や要人のコメントの後には利上げ確率が変化することが多いため、重要なイベントの前後はチェックしておくとその後のドルの動きを予想しやすくなると思います。

また、FOMCの声明文についてのページでも触れたFOMCのメンバーの金利予測と照らし合わせ、乖離を見るのも参考になると思います。

Fed Watch Tool

また、過去の利上げ確率もチェックすることができます。

Fed Watch Toolの左側のメニューの「History」を選択すると、会合ごとの利上げ確率の推移をチェックすることができます。なお、データのダウンロードも行うことができるため、必要な方はダウンロードして分析してみると新たな発見があるかもしれません。

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