EURJPY 保ち合い突破に注目 ユーロ円


EURJPY 均衡崩れるか?

EURJPY の日足チャートを見ると4月から底堅い推移を続けてきたEURJPYであるが、最近では128.50-130.80付近での狭いレンジでの推移となっている。

上昇トレンドの中で調整が入り、売買が交錯し力を貯めている状況である。この小さな保ち合いを抜け出す動きとなった場合には抜けた方向へ勢い付きそうな気配となっている。上昇基調が続いていることを考えると上抜けへの期待がやや優勢と考えられる。

EURJPYの週足チャートで見ると、2015年から売り込まれたところからダブルボトムをつけて反発しているのが確認でき、140円台を目指したさらなる反発にも期待できそうな状況となっている。日足チャートの保ち合いを上抜けるような上昇となった場合はそれなりに大きな波動に発展する可能性が十分に考えられる。

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ファンダメンタル面に目を向けると緩和縮小の気配が見えない日銀と今秋には緩和縮小に踏み出しそうなECBとのスタンスの差が明確になりつつあり、円に対しユーロが優勢な状況が続いており、それがユーロ円の底を支えている。

今後の注目点としてはECBが緩和縮小に向けて順調に進むことができるかどうかである。ユーロ圏消費者物価指数の伸びが鈍化し始めている点には少し注意が必要である。ユーロ高も輸入物価を通して消費者物価指数を押し下げる要因の一つとなる。

また、主要国の緩和縮小の影響やユーロ高の影響から欧州株式市場が大崩れとなる可能性やイタリア、ドイツなどの欧州の選挙もリスク要因として挙げられる。

テクニカル面ではさらなる上昇にも警戒が必要な状況と考えられるが、ファンダメンタルズ要因ではリスクも抱えているため、しっかりと保ち合いを抜け出し、方向性が明確になるのを待ちたい。