Bears Power(ベアーズ・パワー)


インジケーター概要

Bears powerとはアレキサンダー・エルダー氏により考案された売り勢力の勢いを示すインジケーターです。

指数平滑移動平均線と安値の差から導き出すというシンプルな計算方法で算出された数値をチャートの下部に棒グラフで表示させます。

同じ開発者により開発されたBulls Powerと近いものになります。

Bears powerの数値がプラスの場合は安値が指数平滑移動平均線の上にある場合で上昇基調が強い状態と考えられ、Bears powerの数値がマイナスの場合は安値が指数平滑移動平均線の下にある場合で下落基調が強まっている状態と考えられます。

Bears powerの数値が低下傾向にある場合は指数平滑移動平均線と安値との乖離が大きくなった状態を示し、下落基調の強い相場であることを示すほか、Bears powerの数値が低下し過ぎると指数平滑移動平均線との乖離が大きくなっている状態(つまり、短期的に売られ過ぎ)ということで調整による反発にも注意が必要な状態と考えることができます。

Bears powerの見方

下のドル円の日足チャートを見ると、Bears powerの数値がそれまでのサポートを下抜けるような状態となりました(①)。その後、価格の下落と併せ、Bears powerも低下しているのが確認できます(②)。そしてBears powerが下に伸び悩む状況となるのに併せ価格が多少反発する動きとなっています(③)。その後、一度はプラスに転じたBears powerがマイナス圏に突入し、低下傾向が強まるのに併せ、価格が大きく下落し(④)、Bears powerがピークに達し、反発するのに併せ揉み合う動きとなりました。

このように、Bears powerの動きに注目すると下落圧力が強まっている状況、弱まっている状況が把握しやすくなるようになり、エントリーポイント、決済のタイミングを計るのに役立ちます。

Bears powerの拡大傾向が強まったら売りでエントリー、ピークを迎えたら利益確定といった使い方ができます。

Bears powerの設定

Bears powerの設定画面では指数平滑移動平均線(EMA)の期間、指数平滑移動平均線の算出に使う価格、スタイルを設定します。

期間に関してはデフォルトが13となっており、短期的な売り勢力の強さを見る場合はこの程度の数値の設定で見るのが良さそうです。

より長期的な売り勢力の強さを確認するために20、25、60など数値を広げてみても発見がありそうです。

まとめ

Bears powerは指数平滑移動平均線(EMA)と安値の差を用い、売り勢力の強さを棒グラフで示したインジケーターです。

数値がマイナスに転じると売り勢力が強くなっている状況となります。

Bears Powerのマイナス圏での上昇傾向、低下傾向で価格の下落の勢い、下落のピークを見極めます。