Average True Range(ATR)


インジケーター概要

Average True Range(ATR)は米国のJ.W.ワイルダーにより考案されたインジケーターです。

ATRはボラティリティ(変動率)を確認するための指標となります。前日、当日の価格を基に算出されたTure Range(TR)を指数平滑移動平均化しています。

TRは次のように算出されます。(日足の場合)

①当日の高値ー当日の安値

②当日の高値ー当日の終値

③前日の終値ー当日の安値

この3つの数字のうち最大のものをTRとします。

この数値を14や20の期間で指数移動平均化し、チャートの下部に折れ線グラフで示したものがATRです。

細かい計算式は覚える必要はありませんが、このATRが上昇するとボラティリティが拡大傾向にあり、トレンド発生の可能性が高まっている状態と考えることができます。逆に、ATRが低下していく場面ではボラティリティが低下し、トレンドの勢いが弱くなりトレンド終了の可能性が高まっている状況と言えます。

そのため、ATRが上昇すれば上昇トレンド、低下すれば下降トレンドというわけではなく、あくまでもATRが上昇すればボラティリティが拡大しており、上昇、下降どちらかのトレンド発生の可能性が高まっているという状態を示すインジケーターになります。

ATRは具体的な売買サインを探るというインジケーターとしての使い方よりも相場の状況を確認するツールの一つとして用いられることが多いインジケーターです。ただし、ATRが低下傾向にある場合にトレンドの終焉の可能性を示すという性質があるため、利益確定の目安として活用は考えられます。

Average True Range(ATR)の設定

Average True Range(ATR)のパラメーターは算出の対象となる期間のみです。デフォルトの設定は14になっています。より長期間の状況を確認したい場合はこの期間を長く設定します。

デフォルトの設定となる14や20が一般的にはよく使われるパラメーターです。

まとめ

ATRはボラティリティの状況を示すインジケーターです。

ATRが上昇する場面ではトレンド発生の可能性を示し、低下する場面ではトレンドの終焉の可能性を示しています。

14や20がよく使われるパラメーターです。