オーストラリアの経済指標の注目ポイントは?FX初心者向けファンダメンタルズ分析第7回

オーストラリアの経済指標

オーストラリアの経済指標の注目ポイントは?FX初心者向けファンダメンタルズ分析第7回

ガルベス
ん・・・?

なんか、いい匂いがするぞ?

眉毛、今日の晩御飯はなんだ?

眉毛先生
今日はステーキだ!

オージービーフが安く売ってたから、つい買っちゃった・・・。

お前の分もあるぞ。

オージービーフ
ガルベス
おお!

久しぶりのお肉!

ところで、オージービーフってなんだ?

ビーフは牛肉って意味だろ?

オージーは?

眉毛先生
オージーはオーストラリアのって意味だ。

オーストラリアドルのこともオージーと呼ばれることがあるんだ。

ガルベス
そうなのか!

オージーだな。覚えとく。

ところで眉毛よぉ、オーストラリアドル(豪ドル)もオーストラリアの経済指標で大きく動くのかい??

眉毛先生
そうだね。

オーストラリアの経済指標に対する豪ドルの反応は結構大きいものが多いぞ。

ガルベス
そうなのか。

で、どんなのに注意すればいいんだ?

眉毛先生
オーストラリアの経済指標は発表時期で分けると、四半期に一度のものと毎月発表されるものがあるんだ。

相場にインパクトの大きいものを挙げると、四半期のものではGDP、民間設備投資、消費者物価指数が大きく動く傾向があるね。

月次のものでは雇用統計、小売売上のインパクトが大きい。

これらの指標に比べるとインパクトはあまり大きくないけど、住宅建設許可件数や貿易収支なんかも多少反応するね。

あとはやっぱり、中央銀行の発表だね。政策金利を決めるRBA理事会とRBAの四半期金融政策報告がある。

オーストラリアの経済指標の特徴を考える上で、オーストラリアの中央銀行のRBAの責務に注目すると重要度を理解することができるぞ。

RBAは通貨の安定完全雇用オーストラリア経済の繁栄に対して責任を負っているので、米国同様に雇用についても責任があるっていう特徴があるんだ。

だから、消費者物価指数は当然注目されるし、雇用統計の注目度も高いんだよ。

ガルベス
ほう、消費者物価指数ってのは例のその国の物価の代表的な指標のことだったな。

四半期に1度なのか?

これまでの国は毎月発表されてなかったか?

眉毛先生
そうなんだ。

オーストラリアやニュージーランドは消費者物価指数の発表は四半期に1度なんだよ。

それだけにインパクトは大きいんだよ。

オーストラリアの消費者物価指数は総合的な消費者物価指数に加えてトリム平均値加重中央値という数値が発表されるんだ。

トリム平均値は変動率の大きい項目を除いたもので、他の国でコアと呼ばれるデータに近いもので、加重移動平均というのは主要な項目の比重を重くしたものなんだけど、いずれも物価の基調を考えるには重要なデータとなるんだ。

このトリム平均値と加重中央値の平均を基調インフレ率としてRBAは重視しているんだ。消費者物価指数の発表のときは最初に目にする総合の数値にまず目がいくけど、これらの数値もしっかりとチェックしておいた方がいいんだ。

まあ、総合と方向性は同じになることが多いから、そこまで神経質になる必要もないと思うけどね。

最近の消費者物価指数の発表時の動きはこんな感じ。この2017年10月25日に発表された消費者物価指数は市場予想を下回って、RBAの利上げはしばらくないだろうと失望される結果となったので豪ドルが売られたんだ。

これが豪ドル円。50Pips以上の下落になってるだろ。

オーストラリア消費者物価指数

対米ドルでもこんな感じ。やはり50Pips以上の下落になってる。

オーストラリア消費者物価指数2

その後の動きを日足チャートで見ても一度は戻したけど、やっぱり上値が重い・・・。

もちろん、それだけが原因というわけではないけど、利上げ期待が後退した影響っていうのは大きいと思うぞ。

豪消費者物価指数
ガルベス
うぉ!

短時間ですげー動いてるな。

眉毛先生
だろ。

だから、消費者物価指数の発表のときはポジションを持たない方が無難。

結果がどっちになるか分からないからな。

次に雇用統計なんだけど、他の国のように様々なデータが公表されているんだ。

代表的なものは失業率と雇用者数変化があるんだ。

失業率は働きたいけど働けない人の割合、雇用者数変化は雇用者の変化を出しているんだ。

細かいことをいうと失業率は同時に発表される労働参加率も併せて見た方がいいし、雇用者数変化では正規雇用者数の変化と非正規雇用者数の変化が発表されるんだけど、その内訳も注目されることがあるんだ。

正規雇用が増えてきた場合は景気が良くなるだろうから、人を積極的に採用しようとしているのに対して非正規雇用者だけが増えているような状況では企業がまだ景気に不安があると考えることができるだろ。

まあ、人が足りないってことは景気回復の前兆と読むこともできるけどね。

いずれにせよ、正規雇用者の増加が多い方が、質のいい雇用者数増加と考えられるんだよ。

次のグラフはRBAの政策金利と失業率、消費者物価指数を示したものだけど、消費者物価指数と政策金利の相関性も高いけど、良く見ると失業率とも逆相関の関係になっているのが確認できると思う。

オーストラリア政策金利
ガルベス
消費者物価指数との相関性に比べると微妙だけど、確かに大きな流れを見ると、失業率と反対の動きになってるな。

眉毛先生
確かに、綺麗な逆相関とは言えないけどな。

雇用統計の問題点としてはサンプル調査になるので、対象になるのでムラが出やすいという特徴があるんだ。

だから、大きな流れで見ないと状況が把握しにくいっていうのもあるんじゃないかな。

ガルベス
なるほど、まぐれも発生しやすいってことだな。
眉毛先生
直近のオーストラリアの雇用統計発表後の動きはこんな感じ。

これが豪ドル円。上下に40Pips程度動く動きになってる。この月の雇用統計では失業率が5.5%から5.4%に下がったんだけど、雇用者数の伸びが市場予想を下回ったほか、労働参加率が低下していたので、悩ましい結果だったんだ。

いいような、悪いような・・・。

だから市場の反応も難しい反応をしたんだ。

豪雇用統計

対米ドルでも同じような動きになってる。

オーストラリア雇用統計

終わってみれば、元の水準に近いところまで戻ってきてるけど、無駄に上下に大きく振られる動きとなっているので、短期売買などしてる場合はストップ注文を狩られるようなことになってしまうので、避けた方がいい経済指標の一つだね。

注目される経済指標やイベントではよく見られる動きだよ。

ガルベス
なるほど・・・。

やっかいだな。

眉毛先生
そう。

どっちかに振れる動きになってストップ突かれるなら、諦めもつくけど、上下に振れて元に戻ってくるような動きになってストップ狩られるのは悔しさが倍増する(笑)

そういうときに限って、そのあと、自分の持っていたポジションに有利な方向に進んだりする。イラっとするパターンだね。

だから、やらない方がいい。

と俺は思う。

ガルベス
(こいつ、何度も痛い目にあってるんだな・・・)

なるほど。じゃ、やらないようにする。

眉毛先生
あとはオーストラリア経済全体の強さを見る上ではやっぱりGDPが注目されて豪ドル相場にも大きな影響を与えるんだ。

そして、そのGDPの少し前に発表される民間設備投資なんかも大きなインパクトになることが多いんだ。

これらは四半期に1度の発表だけど、見逃しちゃダメなイベントだから、覚えておくといい。

あとは優先度は多少落ちるけど、個人消費の強さを見る小売売上なんかも注意した方がいい経済指標だね。結構ムラが出やすい指標だけに市場予想と乖離することも多いんだ。

ガルベス
なるほどな。経済指標はそんなところか。

あとは中央銀行か?

眉毛先生
そうだな。あとは細かい指標もあるけど、インパクトは限定的になることが多いと思う。

そうそう。オーストラリアの中央銀行が結構厄介なんだよ。

政策金利の変更も他の中央銀行に比べるとサプライズになることが少なくないし、声明文や関係者から豪ドルの水準についてコメントが入ることが多いんだ。

だから、政策変更がなくても声明文の文言や関係者のコメントに振り回されることが多い。

豪ドル高を懸念するようなコメントを出すことが多いし、過去には具体的な水準を示したこともある。

だから、RBAの政策金利の発表時、四半期金融政策報告、RBA議事録、RBA総裁をはじめとする RBA関係者のコメント機会があるときは注意が必要。

「それ、前も同じこと言ってただろ・・・。」というような目新しい内容じゃなくても無駄に相場が反応することもあるからな。

まあ、そこまで神経質にならなくてもいいかもしれないけど、政策金利の発表、四半期金融政策報告、RBA総裁のコメント機会は特に用心しておいた方がいいぞ。

ちなみにこれが直近の2017年11月7日の政策金利の発表のときの値動きなんだけど、複雑な動きになってる。政策金利は市場の予想通り据え置きになったんだけど、声明文でオーストラリア経済についてポジティブな内容だったので発表直後に買われたんだ。だけど、声明文のなかで消費やインフレ率の弱さに慎重な内容となっていたので、その後は失速して徐々に売りが進んでいくような動きになったんだ。

よくわからない動きだろ。

RBA政策金利
ガルベス
ほんとだ。

よくわからない動きだな・・・。

眉毛先生
短期売買の場合はこういう動きになったときはしばらく避けた方がいいような場面だろ。
ガルベス
そうだな。注意しないとな。

まとめ

眉毛先生
まとめると、経済指標は消費者物価指数、雇用統計、GDP、民間設備投資は特に注意が必要。

小売売上や住宅建設許可件数なんかも一応注意が必要ということだな。

あとは中央銀行の発表にも注意が必要ってことだ。

あと、言い忘れてたけど、オーストラリアの経済指標だけではなく、オーストラリア経済は中国経済の影響を大きく受ける傾向があるから、中国の経済指標への反応も大きいんだ。

それに関しては、また今度説明するよ。

ガルベス
おう。

話は変わるけど、オーストラリアは日本と季節が反対って本当か?

眉毛先生
そうなんだ。

南半球だから、逆になるんだ。

だから、夏時間も北米やロンドンとは逆になるから、経済指標の発表時間には注意が必要だぞ。

ガルベス
いいなぁ・・・。

今、日本は冬なのに夏ってことだろ?

旅行に行きたいなぁ・・・。

眉毛先生
だな。

動物園行きたいな!

ガルベス
・・・。

動物園??

海じゃないのか?

眉毛先生

海もいいけど、オーストラリアはめずらしい動物がいっぱいいるんだぞ。

ほら、これ知ってるか?

コアラ

これとか。

カンガルー
ガルベス
ああ、なんか、見たことあるぞ!

コアラとカンガルーだ!

眉毛先生

おお、良く知ってるな。

じゃ、これは?

エリマキトカゲ
ガルベス
なんだこれ???
眉毛先生

エリマキトカゲっていうんだ。

若い人は知らないだろうけど、眉毛が小学校くらいのときに日本で大ブームになったんだぞ。

それもオーストラリアにいるんだ。

ガルベス
おお!

それは楽しみだな。

ハワイも行きたいけど、オーストラリアにも行かないとな・・・。

がっつり稼いで旅行資金を貯めるぞ!!

眉毛先生
おう!頑張るぞ!