Average Directional Movement Index(ADX)


インジケーター概要

Average Directional Movement Index(ADX)はJ.W.ワイルダーによって考案されたトレンドの強弱を測定するインジケーターです。

下のチャートのようにADX(黄緑のライン)、DI+(青の点線)、DI-(赤の点線)のように3本のラインをチャートの下部に表示させます。

3本のラインが示すものは次のようになります。

ADX:トレンドの強さ

一般的に25を上抜けるとトレンドの強い状態と判断されます。

DI+:上昇トレンドの強さ

DI-:下降トレンドの強さ

このインジケーターを使った戦略

①ADXの向きに注目する

ADXが25を超えて上向いているときはトレンドの強い状態と考え、トレンドフォローを行います。また、ADXが下向きになっている場合はトレンドの力が弱くなってきており、トレンドの終焉の可能性を示唆しているため、トレンド方向へのポジションを持っている場合は手仕舞いを検討します。

②DI+とDI-がクロス

上昇トレンドの力を示す「DI+」と下降トレンドの力を示す「D-」が交差するような場面ではトレンドの転換の可能性が高くなります。ただし、方向感の薄い状態の場合は頻繁にこの2つのラインが交差するような状況となることもあるため、他のインジケーターや価格の動きなどと併せたり、より長い時間軸のチャートを併せてチェックし、大きな流れに逆らわないような方向へのエントリーがお勧めです。

③ダイバージェンス

ADXはオシレーター系のインジケーターであるRSIやMACDなどのようにダイバージェンス(逆行現象)が発生することがあります。

例えば価格が高値を更新しているのにADXが低下傾向にあるような場合で、上昇の力が弱まっているような状態に陥ることがあります。これだけでは相場が反転するとは言い切れませんが、上昇基調が弱まってきており、調整が入りやすい状態ということができ、反転の兆しとなることがあります。

下の例では価格が安値を更新する動きとなっているのに対し、ADXは高値を更新できない状況となっているような場合です。

その後、直近のレジスタンスを上抜け、相場が反転する動きとなりました。利益が乗っている場合は利益確定、反転を狙うトレードをする場合はエントリーのタイミングを計る材料の一つとすることができると思います。

普段使っている他のインジケーターなどに加えて分析するとより精度が上がるかもしれません。

まとめ

ADXはトレンドの強弱を示すインジケーターです。

25を超える状態になるとトレンドが本格的になる可能性を示唆します。

DI+とDI-がクロスする場面ではトレンド転換の可能性があります。

ダイバージェンスが発生するような場合は相場の反転にも注意が必要となります。