ADXでトレンドの発生をチェック! FX初心者向けテクニカル分析10回目

ADXでトレンドの発生をチェック

ADXでトレンドの発生をチェック! FX初心者向けテクニカル分析10回目

ガルベス
眉毛、コラ!

お前、昨日も餃子食ってきたな!

眉毛先生
ん?

バレたか?

ガルベス
バレるだろ!

ニンニクの匂いがプンプンしてたじゃねぇかよ!

俺は鼻がいいんだよ!

眉毛先生
いいだろ、別に・・・。
ガルベス
今週だけで何回目だよ!

近所に王将ができたからってそんなに餃子食わなくてもいいだろ!

眉毛先生
餃子倶楽部に入会できるポイントカードがあと少しで貯まるんだ!

あと少しの辛抱だから、我慢しろ!

ガルベス
餃子倶楽部に入ったら、結局また餃子食うんじゃねぇかよ!

この近所に王将ができてからのお前の餃子トレンドはいつまで続くんだよ???

眉毛先生
お前もとうとうこの餃子トレンドに気づいたな。

じゃあ、今日はトレンドの強さを探るテクニカル指標のADXについて教えてやろう?

ガルベス
強引なこじつけだな・・・。

誤魔化されてるような気もするけど、何なんだ?そのADXって?

ADXとは一体??

眉毛先生
ADXというのは、Average Directional Movement Indexの頭文字をとったテクニカル指標でトレンドの強弱を示すテクニカル指標なんだ。

ADXはDMIといわれる+DI-DIという2つの線と併せてチャートの下に表示するテクニカル指標なんだよ。

チャートソフトによっては、ADXという名前ではなく、DMIの名前になっているものもあるので、どちらの名前になっているかは使う前にチェックしておく必要がある。

ちなみにMT4ではADXの名前になってる。

こんな感じでチャートの下に表示されるんだ。

ADX
ガルベス
なるほど。で、この3つの線は何を示してるんだ?

さっぱりわからん。

眉毛先生
そうだよな。

ADXトレンドの強さを示しているんだ

だから、上昇トレンドにせよ、下落トレンドにせよ、トレンドが強まってくると上昇するんだ。

一般的には25を超えてくるような動きとなるとトレンドが強まってきている状況と考えられているんだ。

次のチャートを見てごらん。

青い線がADXなんだけど、①のところでは上昇トレンドが強まってきたので上昇している動きになってるだろ。

その後、その上昇トレンドが弱くなってきたので②ではADXが低下している。

そして、③のところでは今度は下落トレンドが発生しているので再びADXが上昇に転じたという動きになってる。

ADX2

ガルベス
価格が上がると上昇するのはイメージしやすいけど、価格が下がっても上昇するんだな。

つまり、どちらかのトレンドが強まってくると上昇することだな。

眉毛先生
そして、DMIは+DIが上昇気配の強さ-DIが下落気配の強さを示しているんだ。

同じチャートでDMIに注目して見ると、こんな感じ。

黄緑の点線が+DIなんだけど、①では+DIが上昇してきているだろ。価格の方を見ると、上昇トレンドになっているんだ。

逆に②のところでは赤の点線、つまり-DIが上昇する動きになっているだろ。

価格を見ると下落基調になっている。

だから、この+DIと-DIの線が交差するところはトレンドの転換ポイントになる可能性が高いと言えるんだ。

もちろん、いつもトレンドができるとは限らないのでダマシに終わることもある。

DMI
ガルベス
なるほど。どちらの勢いが強いかはこのDMIをチェックすればわかるんだな。

ADX、DMIを使った売買のポイントは?

眉毛先生

基本的な売買の判断ポイントとしては次の点に注目するんだ。

①DMIの交差

+DIと-DIが交差したところはトレンドの転換ポイントとなる可能性が高い。

②ADXの動き

ADXが25を超えるとトレンド発生の可能性が高まる。

さらに、ADXが上向いているときはトレンドが強まっている状態なのでトレンド方向にポジションを保有した方が勝率が高い状態になるんだ。

反対にADXが低下傾向になった場合はトレンドの勢いが弱まってきている状態で反転の可能性が高くなっているということ。

だから、新たにトレンド方向にポジションを持とうと考えている場合は少し様子を見るのが無難な状態といえるんだ。また、上手くトレンドに乗ることができている場合は利益確定をしたり、一部決済をして、ポジションを調整したりするポイントになるんだ。

次のユーロドルの日足チャートを見てごらん。

ユーロドルは最近まで上昇トレンドが続いていたんだけど、ADXに注目すると一旦の利益の確定どころやエントリーポイントのヒントになると思う。

ADX3

DMIを見ると、+Dが-Dの上にいる状態が基本的に続いて上昇基調が強い状態が続いているんだけど、ここではADXがピークに達した後にお辞儀をするように下向く場面に注目してごらん。

①のところではお辞儀をした後にすぐに相場が再上昇に転じる動きになっている。トレンドの初期段階で、下がったところではみんな買いに周り、上昇基調が続きそうな状態になっているのが確認できる。

②以降は徐々に「そろそろ、上昇基調もピークじゃないか?」と考える人が増えるような局面。

②ではADXがお辞儀をした後にしばらく方向感の薄い推移が続いてる。

③、④も同様にADXがお辞儀をした後、しばらくは上昇基調にブレーキが掛かっているだ。結局、いずれもその後、高値を更新するような動きとなって、上昇トレンドが続いたんだけど、お辞儀した後の相場は方向感が読みにくくなっているのでトレンド方向を狙うのであれば十分に引き付け、下げ止まり反転の兆しが出てきたところを狙うか、高値を更新するなどの上昇トレンドが継続する可能性が確認できたところからエントリーする必要があったと思う。

特に50よりも上でADXがこのお辞儀をするようになった場合はトレンドがピークに達した可能性が高いので要注意なんだ。

何も考えずに上昇トレンド中で、少し安くなったからと飛び乗ると、高値掴みをしてしまって、相場が反転した場合にはリスクが高くなるパターンだね。

ガルベス
ほんとだ。

お辞儀をした後は方向感がないな。

さっきのドル円の日足チャートに当てはめると50よりも上でお辞儀してる①と③はトレンドが綺麗に反転してるな。

②も下落トレンドから上昇トレンドに変わってるし、④は結局下落トレンドが続いたけど、地味に反発たな。

ADX4
眉毛先生

そうそう。

ドル円に関してはこの日足チャートよりも少し期間の長い週足チャートを見ると、ADXが25以下の低い推移になっていて、トレンドが弱い状態だったんだ。

だから、方向感なく、上下にスイングするような動きになる可能性が高い状態と考えられるので、トレンドのピークを狙って逆張りを行なった方が成功率が高かったんだと思う。

ADX5

ちなみにさっきのユーロドルの週足の部分を見るとADXがしっかりと25を上抜けて上昇基調が強い状態だったんだ。

だから、安易に反転を狙った売りを仕掛けるタイミングを探すよりもトレンドに対し、順張りを狙い、押し目を作り上昇するポイントを探るべきだった相場なんだ。

ADX6

このように、自分がトレードする足よりも少し長い足のチャートを見て大きなトレンドを確認してトレンドに対して順張りで攻めるか、逆張りを狙うかを考えると効果的だと思う。

もちろん判断の難しいこともある。

上のユーロドルの週足の直近の動きを見ると、ADXが50の上でお辞儀をした後、上値が鈍い動きが続いているだろ。まだ上昇トレンドが継続していて、押し目を作りに行くような動きだけど、一本調子で上昇していることや、ADXが50を超えて反転してきていることを考えると、もう一段下押しする可能性も考えなくてはいけないと思う。

だから、この場合は上下双方向の動きに注意したい状況と考えられるかね。

お辞儀が明確になったところに赤の縦線を引いた日足チャートが下のチャートなんだっけど、トレイアングル型の動きになって方向感が鈍くなってるだろ。

相場がどっちに行こうか迷ってるような状態なんだよ。

ADX7

だから、この場合はトライアングルを抜けて、ADXが25を超えて上昇するような動きになってきたら、その方向に向かって攻めていくというのが正攻法になるね。

そういえば、この日足チャート、ADXとは関係ないけれど、もう少し下がったらヘッド&ショルダー型になって、下落が勢い付きそうな感じでもあるな。

ADX8
ガルベス
おお!嵐の前の静けさってやつだな!

しばらくユーロドルの動きはしっかりとチェックしておかなきゃだな。

まとめ

眉毛先生
ざっとまとめると、こんな感じだな。

・ADXはトレンドの強さを示すテクニカル指標

・DMIは+DIが上昇気配の強さ、-DIが下落気配の強さを示している

・ADXが25を超えてきたらトレンド発生に警戒、50を超えた後に低下し始めたら、反転、調整相場に注意

・DMIが交差するような動きとなるとトレンド転換の可能性あり

・一つ長い時間軸の足で大きな流れを把握してから、トレンドに対し、順張りを狙うか、逆張りを狙うかを判断する

ガルベス
おお、わかった。

ちょっと自分なりにチャートを見てみるわ。

眉毛先生
じゃ、俺は飯食ってくる。

ガルベス
テメェ、まさか、また餃子じゃねぇだろうなぁ??
眉毛先生
う・・・。読まれてる・・・・。