ポンドはさらなる下落に警戒!? GBPUSD、GBPJPY


ポンドはさらなる下落に警戒!?

BOEの利上げ観測を背景にしばらく堅調な推移を続けてきたポンドでしたが、利上げ観測が和らぎ、最近は上値の重い推移が続いています。

日足チャートでポンドドルのチャートを見るとRSIがダイバージェンス気味となったあとに、直近のサポートを割り込むような動きとなり、トレンド転換の可能性が高まっています。

現在、安値を結んだトレンドライン付近での推移となっており、もう少し下値を探る動きとなると1.26付近を目指し、下落が勢い付きそうな気配となっています。

ポンド円の上値の重さ目立つ

GBPJPY

ポンド円の日足チャートを見ても5月に148円台にのせる動きとなった後、7月の上値トライは148円にのせることができずに失速する動きとなった後、一旦は安値を結んだライン付近で下げ止まるものの、上値の重さが残る状態となっています。

ドル中心の相場となっており、保ち合い状態と考えれば、このまま方向感の薄い動きが続くことも想定されますが、この安値を結んだラインを割り込むと均衡が崩れる可能性も十分に考えられそうです。

対ユーロではユーロが圧倒

EURGBP

ユーロポンドのチャートで対ユーロとの関係を見ると綺麗な上昇トレンドが続き、ユーロがポンドを圧倒しているのが確認できます。

頑張りすぎているので多少の調整が入る可能性は否めませんが、ブレグジットを控える英国のポンドとユーロの力関係はユーロ優勢の状況が続きそうな気配となっています。

ファンダメンタルズはネガティブ要因の方が多い

ポンドの不安材料の筆頭としてはEU離脱問題が挙げられます。今後、交渉が進む段階で市場がネガティブに捉える可能性があります。

また前回の選挙でメイ首相率いる保守党が過半数割れとなったことも不安材料の一つとなります。

そして、BOEの利上げ観測も雲行きが怪しくなってきました。一時は前年比で2.9%まで上昇した消費者物価指数も直近では2.6%まで失速しています。

EU離脱の国民投票にてポンドが急落してから1年が経過し、前年比ベースでのポンド安による輸入物価の押し上げ効果が今後は薄れることが想定され、利上げの必要性が薄れる可能性が挙げられます。

これらを踏まえると、現時点でポンドのもう一段の下落というのは十分に想定できるシナリオと考えられます。